新垣隆氏が佐村河内守のゴースト騒動に言及「一つの形としてやった」






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佐村河内氏ゴースト騒動の新垣隆氏が、告発の真相と現在をたけしに語る。


10日放送の「ビートたけしのいかがなもの会」(テレビ朝日系)に、

作曲家・佐村河内守氏のゴーストライターをしていた新垣隆氏が出演、

今年、世間を騒がせたゴーストライター騒動について、たけしや

マツコ・デラックスの前で改めて語った。


スタジオに登場した新垣氏は、交響曲「HIROSHIMA」で一躍、現代音楽の

寵児となった佐村河内氏の楽曲を、自身がゴーストとして作曲していたと

発表して世間を唖然とさせた騒動について、まず語り始めた。


1970年に生まれた新垣氏は、小さい頃から音楽を学び、桐朋学園大学作曲科に入学。

日本の芸術音楽に関わる者で、彼を知らない人はいないとまで評価される彼が、なぜ、

佐村河内氏のゴーストを引き受けたのだろうか。


まずは騒動の経緯について、マツコが「佐村河内さんに、あそこまで

献身的にしてたっていうのは、何がそうさせてたんですかね?」とたずねると、

新垣氏は「自分は(実験的な)現代音楽をやっていて(佐村河内氏が)

『僕らにもわかるクラシックの曲をなんでやってくれないんだ』と言ったわけなんです。

で、その一点に関してはその通りだと。これは極端な形になってしまったんですが、

一つの形として、やってしまったわけです」と、佐村河内氏から大衆に

求められる音楽を要求されたことが、ゴーストとして創作を始めたきっかけであると答えた。


では、一部では音楽的な才能が高く評価される新垣氏が、なぜ、佐村河内氏

のゴーストとしてとどまれたのか。

この点について、クリス松村が「どうして影のままでいられたんですか?

ご自分が書く才能があるのに、影でいられる理由が私にはわからないんですけど」と質問した。


その質問に新垣氏は「彼の影でやってたんですけども、同時に私は自分の

名前でも活動してたんですね。そういう中で彼もその(仕事の)ひとつだった

んですけど、それが凄く肥大化しちゃったんです」と答えた。


また、西川史子からの「ゴーストってあんまり儲からないですか?」との質問に、

新垣氏は「えーと、いや…」と、言葉をつまらせ、少し笑みをこぼすと

「そういうことでもなかったと思います」と正直に返答。


ここで司会のたけしが「どっからどこまでがゴーストなのかって。

松本伊代ちゃんみたいに、新しい本が出たら『まだ読んでません』って言っちゃったという。

あれはゴーストだよなあ」と、お茶を濁すと、劇団ひとりから

「新垣さんの話聞こう?」とツッコまれる場面も。


やがて新垣氏は、自身が佐村河内氏のゴーストライターであることを2月の会見で発表する。


新垣氏を一躍、印象づけた告発会見について、千原せいじが

「なんであのタイミングだったんですか?」と質問すると、新垣氏は

「テレビ(佐村河内のドキュメンタリー番組)が放映されたのは1年前

だったんですが、なるべく私としてはこのように(騒動に)ならない形で、

フェードアウトしたいな、という気持ちを持っていました。


でもなかなか上手くはいかないまま、ズルズルいってしまって、結局、

あのような一番極端な形になってしまったわけなんです」と、答えた。


その点について、クリス松村は「佐村河内さんの志に最初、共感されたって

おっしゃったんですけど、やっぱりそこには同じ気持と、愛情っていうか、

そういうものもおありだったんですか?」と、佐村河内氏との心情的な

関係について、さらに突っ込んでたずねた。


すると、新垣氏は「彼はすごくそういうことがやりたいと、強く主張したんですね。

で、これは非常に極端な形で、非常に問題がある形だけれども、まあ引き受けようかって

いう所でやってしまったんですね」と、ゴースト依頼の発端を答えるにとどめた。


逆に、土田晃之は「単純に僕見てて、ご自身で曲を発表するよりも、

佐村河内さんてキャラ乗ってるじゃないですか。その人の名前で

出したほうが、同じ曲だけど売れるっていうんでやってるのかなと、

勝手に思ってたんですけど」と、新垣氏がゴーストを続けていた理由を

推察し、新垣氏にぶつけた。



新垣 隆(にいがき たかし)

1970年(昭和45年)9月1日生まれ )

日本の作曲家、ピアニスト

ヤマハ音楽教室、千葉県立幕張西高等学校音楽科を経て、

桐朋学園大学音楽学部作曲科卒業。

作曲を三善晃、南聡、中川俊郎、ピアノを森安耀子に師事した。

無声映画伴奏楽団カラード・モノトーンに参加、アンサンブル・ジェネシスの

レジデント・コンポーザーである。

元・桐朋学園大学音楽学部作曲専攻非常勤講師




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